地図の科学 [科学の本]
地図の科学 山岡光治 著 サイエンス・アイ新書
「辺境の島の測量は航路がないので自衛隊の船に乗せてもらう」帯のマンガに惹かれて思わず買ってしまいました。
著者の山岡光治さんは国土地理院の技官を経て、ゼンリンに勤務された方とのこと。地図の作り方を専門的に、できるだけ分かり易く説明してあります。地図好きの方にはお薦めの本です。
本書に掲載されている測量機器の解説を見ていて、学生時代にやった測量のアルバイトを思い出しました。レーザー光で距離を測る光波距離計(今回調べて初めて名前を知りましたが)の鏡(と読んでいましたが実際はプリズム)を持たされて、暑い中を歩き回ったものでした。
機器メーカーのWebサイトで、その時使われていた機器を見つけました。「グッピー」 と読んでいたのと、年代から「グッピー GTS-2シリーズ」か「グッピー GTS-2Bシリーズ」のどちらかだと思います。個人的に懐かしかったので紹介します。
TOPCON MUSEUM(トータルステーション)http://www.topcon.co.jp/positioning/museum/ts.html
サブタイトルにもあるように、「航空写真だけで地図をつくれないワケ」を理解することができました。職人技の「写真判読」と地道な「現地調査」が必須のようです。飛行機や人口衛星で写真を撮って、チョイチョイト作っているわけじゃないんですよね。お疲れ様です。
2011-04-29 10:24
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0