還らざる道 [ミステリ]
作者: 内田 康夫
出版社: 祥伝社
基本的に単行本は買わないことにしているので、久々の内田康夫さんの新刊でした。
(収納場所が無いんです)
巻末の自作解説には次のように書かれています。
「歴史」たちが絡みあう「因縁」のドラマが面白い。手品仕掛けのトリックなどより、はるかに魅きつけられる。
私もそんなところが魅力で多くの内田作品を読んできたのですが、この作品は正直いってあまりワクワクしませんでした。浅見ファミリーの影が薄いし、ヒロインが他の内田作品と比べていきいきと描かれていないような気がしました。また、この結末では冒頭で転落死した森林管理署員が救われません。
このテーマで沃野の伝説のような作品だったら良かったなあと思いました。
今回作中に登場した井原鉄道(岡山県)の写真をアップします。
高梁川にかかる高梁川橋梁は絶景です
2011-06-25 19:45
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