おすもうさん 読んじゃった [その他]
おすもうさん 作者: 高橋秀実
昨日から読み始めた「おすもうさん」朝の電車で読み切りました。
以前、朝青龍のサッカー騒動の時に高砂親方のインタビューを見ていて「この人ちょっとおかしいな」と感じたことがあったのですが、本書にもその時のことが書かれています。
以下本書から引用・・・親方が朝青龍とモンゴルに同行した時モンゴルで何をしていたのかと記者に詰問されて
・・・・
ちょっと昼前まで休ませてもらって、それから朝食がてら話をして、すぐに温泉施設に行きました。帰ってきて今度は昼食を食べていろんなあれをして、で、そのまま帰ってきました。
モンゴルでも彼は「食っちゃ寝」をしていたとコメントしたのである。
(略)
確かに、人間は毎日何をしているかといえば、食べて寝ているわけで、それを確保するために仕事など「いろんなあれ」をする。彼は正しいといえば正しいのである。
(略)
相撲の伝統は「品格」などではなく、この非難を「いなす」という技にこそ受け継がれていると私は確信したのである。
・・・・
筆者は決して、すもうを非難したり、ばかにしたりしている訳ではなく、すもうに品格や武士の姿勢を求める方がどうかしているんだよと教えてくれます。この本を読み終わった今は、高砂親方のコメントも変だと思わなくなってきました。逆にマスコミが毎日騒いでいる方がおかしいんじゃないの?と思えてきます。
今、多くの方に読んで欲しい本です。
土曜日には返却するので次の人待っててね...
2011-02-08 22:06
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