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おすもうさん [その他]


おすもうさん 作者: 高橋秀実

11月6日に図書館で予約した「おすもうさん」。その時は10人待ちだったのですが、やっと私の番が回ってきました。

今、国技である大相撲は危機的な状況にあるようですが、本書によると、そもそも相撲が国技になった理由は、相撲常設館の完成案内状に、「国技」と書いてあったため相撲常設館を「国技館」と名付けた、その結果相撲が国技になったというものだそうです...なんて行き当たりばったり
八百長についても、勝ち星はその場所に昇進がかかっていた場合に人から借り、次の場所で返すもの。八百長は義理人情の為せる技で、拒絶したら「あの男はまったく侠気(おとこぎ)がない」と仲間から爪弾きに有っていたとのことです(そのように大正7年出版の本に書かれていると紹介されています)。ただむかしのおすもうさんは「あ、うん」の呼吸で八百長したとのこと、携帯メールじゃないみたいですね。

税金をまけてあげる必要は無いと思いますが(文部科学省が所管しなくてもいいから)、相撲を勝手にスポーツや武道の一種と思い込むのはナンセンスな気がしてきました。

私もまだ全部は読んでいないのですが、この本が多くの方に読まれたらよいと思います。そして不思議なほどゆるやかでのん気なおすもうさんの世界を楽しんで欲しいと思います。

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